スピリットフルートって?!
High Spirits Flutes社が製造するインディアンフルートのシリーズ『スピリットフルート』。
インディアンフルートの歴史からすると、まだ最近できたばかりの新しい形のフルートで、インディアンフルート最大の特徴とも言えるバードが付いていない(正確には一体化している)シリーズです。弊社では『バード一体型モデル』という呼び方もしていますが、「スピリット?一体型?どういうこと??」の疑問を解説していきます。
スピリットフルートの特徴
前述したように、スピリットフルートには従来のモデルのようなバードが付いていないように見えます。これは、唄口の部分にバードの代わりとなるパーツが接着されており、取り外しの出来ない構造になっているためです。その点から弊社では『バード一体型』と呼んでいます。これが最大の特徴であり、これによりいくつかのメリットを生み出しています。
では何故、バードを一体型にする必要があったのか。次の項目でそのメリットをご説明します。
見た目はリコーダーの様で、「インディアンフルートと言えばバードがかっこいいのに…」というお声も聞きますが、メリットを理解することで「スピリットフルートを使ってみたい!」という方も増えるはず!
実はとっても演奏性の高い実用的なシリーズなんです。選択肢の一つとしてご検討されてはいかがでしょうか。

バード一体型のメリット
メリット①:楽器が短い!軽い!
フルート全体の長さを短くすることができ、手が口元に近づくことで、手の小さい方にとって指穴を塞ぎやすくなっています。これは特に低音フルートになるにつれ顕著で、従来モデルのベース管では手が届かず穴が塞げなかったという方でも、比較的簡単に挑戦できるようになりました!
メリット②:今までよりも長く演奏できる!
従来のインディアンフルートは構造上、15~20分程度演奏を続けると結露した水分がバード部分に溜まり、音が出づらくなってしまいます。しかしスピリットフルートは唄口からサウンドホールまでの距離が短く設計されており、湿気がフルートの外に押し出されて水分の蓄積が最小限に抑えられることで、より長く連続して演奏できるようになりました。
メリット③:演奏性、表現力の向上
唄口からサウンドホールまでの距離が短くなったことで、小さな音から大きな音までより容易に表現できるようになり、演奏性が向上しています。さらに、高い音においてはより明瞭な音質に!
選択肢の一つとして
スピリットフルートのメリットをご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
見た目に美しい従来のモデルも素敵ですが、演奏性を重視したスピリットフルートも楽器選びの選択肢の一つになるのではないでしょうか。
単純にバードを取ったり付けたりする手間や、パーツのみでも高額なバードを落として割ってしまったら…という不安を感じられる方には、最適なインディアンフルートになるかと思います。
従来モデル同様、様々なキー(調子)に対応しています。
一覧にない商品も取り寄せ可能な場合がございますので、ご希望の調子があればお問い合わせください。